三津の商店街から梅津寺への道は、渡し船を使うのが近道。
昔は、この渡し船、伝馬船だった。
船頭がだいたい漕いでいたが、時には客が漕ぐことも。
乗る人間は伝馬船を漕ぐのに慣れていたものが多かった。
今は釣具屋さんの長戸釣具。
ここで昔は伝馬船を貸し出していた。
子供の頃はみんなで金を出し合い、借りて、梅津寺沖へ。
そこで、一日中泳いでいた。
まず、陸に上がることはなかった。
そんな生活をしている子供たち。
船頭さんにとっては、いい労働力。
よくこがされたものである。
ただ、船が横切る時だけは、自分で漕いでいた。
そんな三津の渡し船。
行った日は大潮の日の干潮。
階段の下まで降りないといけない。
さらに、渡った先では砂浜の上を歩くという。
自転車で行っていたので、流石に遠慮した。
湾をぐるっと回っても十分ほど。
対岸に行くと、ちょうど船がやってきた。
確かに、これは大変だ。
自転車で乗れる代物ではない。
X-S10
XF 16-80