ひさびさ下灘に行った。
あいかわらずの人の良さを感じる。
道端に座っているじいちゃんに写真におさまってもらった。
じいちゃん曰く「ここにはいっぱい写真を撮る人が来る。写真だけじゃない、テレビも来る。この前はキムタクがきちょった。」
「じいちゃんは見にいかんかったん」と聞くと、「いろいろ来るから珍しくない」
おっと、自分が知っている以上に、メジャーに下灘。
そういえば、この前東京から物好きに食いしん坊カメラマンが来とったな。
そこ歩いているばぁちゃん曰く「そんなとこで撮らんでも、あっちの市場でせりやっとる。そっちのほうがいい」
こりゃまた、取材慣れ・・・
なんちゅうとこや、下灘は。
ではではと、魚市場に。
ついでだから、今日の晩御飯のおかずを調達に。
近くにいるおっちゃんに「魚ほしいんだけど、どなにしたらええん」
おっちゃん、言ったわ。「だれにで言うたらええんや」・・・・・「ハァ・・・」
といっても、ちょっと間違ったら、「お前、ここでなにしよるんやぁ」の世界。
誰に声かけるっても、なかなか。
トロ箱みるとどうも今日はタイが多いみたい。
よっしゃ、今日の晩御飯はタイの刺身や、決定。
「おっちゃん、このタイ売ってや」
「二匹」
ちょっと、間おいて、了解のポーズ。
そりゃ、そうだわな。
セリやっているところで、いきなり二匹売れだからね。
トロ箱で買うならいざしらず。
「持って帰るから、氷入れとってや」
こうなったら、言ったもの勝ちである。
市場から出たところで、漁から帰ってきて、船から魚下ろしているおっちゃん曰く
「金出して買わんでも、やったのに」
「えっ、なら頂戴よ」
と、買った魚が入ったビニール袋を出すと、さらに一匹、タイが・・・
「焼いて食えや」
やっぱ、いいところです。
メジャーになります、風景だけでなく、人間もね。
夏休みの宿題作文書きました。
題は「下灘で生きる」
完了(*^^)v