土曜日、写真を撮っていて、ふと気がついたことがあった。
こんな写真今まで撮れなかったなぁ。
場所は浄瑠璃寺。
松山で最初の札所になるお寺である。
この前のお寺は久万高原町。
この寺までは、歩き遍路の場合、ひとつ峠を越える一日の行程がある。
寺に到着したとき、門前の宿の前で歩き遍路の女性に出会った。
峠は雨だったようで、かっぱ姿である。
宿に入る後姿が印象的であった。
さて、ここのお寺には古代ハスが植えられており、花の写真を撮る予定であったが、すでに時期を過ぎていた。
せっかくだからと参道をファインダー越しに眺めていた。
この中にさっきのお遍路さんが入ったら、いい感じなのになと思っていたら、
突然、遍路姿が入ってきた。
さっきの方である。
今まであれば、シャッターは切らなかったであろう。
お遍路さんには正面からはカメラを向けられなかった。
しかし、自然に、シャッターを切っていた。
また、お遍路さんも自然に撮られていた。
これは、たぶん、マナブさんのおかげであろう。
二日間だけであるが、一緒に写真を撮った体験がこうさせたように思えた。
なぜ今までこの木に気がつかなかったんだろう・・